Eidantoei today 2025-11-23
#Works|制作物
https://gyazo.com/2cd9a4ffc4cf8a2aac8897b98ca0356a
文学フリマ東京41で配布した、当日朝に寝起きで作成したペーパー
近況、No Tech For Apartheidのこと、AFZのことを書いてます
仕様
A4・片面・三つ折り
黒1色(※PDF原稿はカラー)
PDF
eidantoei-today-20251123-a4_0856.pdf
コンビニプリント
上記PDFをアップロードしておきました。白黒20円で印刷できます
▼セブンイレブン
予約番号:37877891
▼ローソン/ファミマ/ミニストップ/ポプラ
ユーザー番号:EGAHXADKZE
*印刷期限=2025/12/24
以下、本文のテキスト版です
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近況 11/23
この印刷物は11月23日の朝につくっています。文学フリマ東京41の当日です。イベントめがけて前夜までになにかつくることはよくあるけど、今回は前夜までになにもできず、早めに寝て早く起きてやることにした。朝作るパターンって初めてかも……。睡眠はほんとうに大事なので、起き上がって作業開始できただけで相当満足した。
最近、国のトップの人が自分自身の働きっぷりとして2〜4時間しか眠っていないことを話していて、その語り口がめちゃくちゃいやだと思った。短時間睡眠が続くことってメンタルヘルスケアの面でかなりでかい問題がある。そのことを軽視しないでほしいし、スキンケアの問題だけで話を終わらせないでほしい。
……話を戻すと、前夜までなにもできなかったことがちょっとショックだった。実際は「何も」ってことはなく、多少は手を動かしてたんだけど、かなり「先送り」してしまっていた。ものごとを計画的に進めることがかなり苦手だという自認はあり、それを直そうという気もないのだけど、いやそれにしてもさすがに……と思えてきた。もっと自分以外の人やものに頼ることをうまくやりたい。
いまNHKラジオ第1放送でラジオ体操が流れて、1年くらい前に週3で6時半に起床していたことを思い出した。近所のスーパーでバイトをしてて、たいてい朝シフトだったのでそういう生活をしていた。明け方の暗いうちから動き出す日々なんて成人してから初めてだった。いまは明け方からまた遠ざかり、9時〜10時頃にのそのそ起き上がる生活をしています。
No Tech For Apartheid のこと
GoogleとAmazonがイスラエルと契約を結んでおり、両社のクラウド基盤がパレスチナ人の虐殺・占領に「活用」されている、という問題があります。この契約は2021年に結ばれており「Project Nimbus」と呼ばれています。その後、パレスチナ人の監視・殺傷のための「Lavender」「Where’s Daddy?」という名前のシステムが存在することが報道されています。
GoogleとAmazonのクラウド基盤(AWS, Google Cloud)がイスラエルに技術を提供していることへの抗議として「No Tech For Apartheid」という名前の活動がある。自分はこの活動を最初に知ったのですが、関連する抗議活動がいろいろあると知りました。
table:—
名称 活動主体 連帯/目的
No Tech For Apartheid Google, Amazonの労働者 パレスチナに連帯
Google Cloud, AWSによる虐殺加担
No Azure For Apartheid Microsoft従業員、ほか市民 パレスチナに連帯
Microsoft Azureによる虐殺加担
Apples Against Apartheid Appleの従業員 パレスチナ、コンゴに連帯
Appleによるパレスチナ人差別、
コンゴでの虐殺加担
Microsoftのクラウド基盤「Azure」でも同様の虐殺加担が判明して「No Azure For Apartheid」が開始。これは「No Tech For Apartheid」の派生運動とのことです。Appleはクラウド基盤の一般提供はしていませんが、社内での差別的な対応、リチウムイオン電池をめぐるコンゴでの人権侵害が指摘されていて、それらへの抵抗運動がある。
日本国内では、愛知県が県内企業とイスラエルのスタートアップ企業をつなぐマッチングプログラムを展開していて、この抗議活動でも「#NoTechForApartheid」のハッシュタグが使われていました。Google CloudやAWSとは別の問題ですが、「テクノロジーを生活を豊かにするためでなく人を殺すために使うな」という点では一致していると思っています。つい先日、愛知県はこの取り組みの終了を宣言しました。各地で抗議運動が行われていたのでその効果があったのだと、とわたしは思っています。
💭 AWS, Google Cloudってなに?
Amazon, Google が提供する「クラウド基盤」と呼ばれるサービスです。
企業向けクラウド基盤——Amazonの場合、買い物、電子書籍・映像配信など、消費者向けサービスの側面はよく知られていると思います。一方でAWS(Amazon Web Services)というビジネス向けのITインフラ提供サービスもあります。「クラウド基盤」と呼ばれ、サーバーやデータセンターを物理的に用意せずに画面操作だけで仮想的なITインフラを構築をできる「手軽さ」が特徴です。多くは企業に使われているものです。
各社のクラウド基盤——
Amazon〈AWS〉
Google 〈Google Cloud〉
Microsoft〈Microsoft Azure〉
あちこちで使われている——Webサービスなどの見える部分だけでなく、工場や流通のためのシステム、スーパーのバックヤード等、見えない場所でのユースケースもあります。各クラウド基盤がどこで使われているのかは外から見えづらいですが、各社ともすでに広いシェアをもっていて、たとえば「AWSを使ってるサービスを使わない」ことはかなり難しいです。
💭ボイコットむずくない?AmazonやGoogleって…
難しさはたしかにあります……。生活者向けのサービスだと尚更暮らしに直結してて、利用を止められないことが多いはずです。どんなボイコットも、各自できる範囲で、という前提もあります。
「代替」を考えるところから——自分はGoogleに依存している部分が多いですが「代替は無い」とショートカットせず「サービス単位の代替」を検討してます。「フォームだけはTallyやFormbricks使おう」「検索はDuckDuckGo使おう」など。
見えるところでやる——小さな場面から代替ツールの存在を示せると良さそうです。(例)乗換案内のスクショを送るときYahoo!マップを使う/メールアドレスを@gmail.com から@proton.me に変える
使いながら圧力をかける——「BDS運動」というボイコット運動があり、そこでは「使いながらでも圧力をかける」という行動例があります。物理的な製品なら「使い続けるけど新しく買わないようにする」「パソコンのロゴ部分をシールで隠す」等。
他にできること——他の方法でパレスチナに連帯したり抗議することもできます。ウェブサイト「Olive Journal」にアクションがまとまっています。https://olivejournal.com
💭社内で話題にしづらい…
まず労働以外の場で話題にする、話しが伝わりそうな人に向けて伝えていく、時間をかけて伝えていく……などが思いつきます。自分もこれは、まだいい答えを持っていません。考えながら行動したいです。
No Tech for Apartheid関連リンク
Instagram @notechforapartheid
https://www.instagram.com/notechforapartheid/
情報まとめ
https://cosen.se/eidantoei/No_Tech_For_Apartheid
*行き方:https://eidantoei.org/ → No Tech for Apartheid
AFZ.icon AFZ
今回の文学フリマでは、Eidantoeiはアパルトヘイト・フリーゾーン(AFZ)の1スペースとして出店しています。
個人のサークルでもAFZになれるみたいです!
そしてお店(書店・飲食店など)の方も、ぜひ登録してみてください。
https://afzjapan.com/